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泣くなよ、そしてパンケーキ

『おしゃべりな腸』という本がすごく面白くて(なんたって買ったのがリクシルの一階本屋だからさ♪あそこ他じゃない本の宝庫なんだよ)
いつか著者のジュリアエンダースさんの挿絵描きたいくらい好きで、ページ毎にイラストを想像しながら読んでるんですが、その中に
すべての食べ物は細く分解していくとアミノ酸になり、DNAも同じアミノ酸でできています
というような一文があり、パンケーキを食べながらこの可愛いパンケーキもDNAの一部になるのかな
なんてことをぽーっと考えていたんです。
そしたら、カフェの椅子に座って食べている自分という一点から
宇宙に地球ができ、人間が誕生して先祖の皆さんが日本で生きぬいて私という一人が存在するまでに至った時間と時空が
グワーーーーーーーーーーーーーーーって、見えた?というか感じた?んです。
そしたらね、震えてきちゃって、嬉しくて、涙でてきちゃって
パンケーキ食べながら鼻水ぶって吹いたんです笑
どれだけの人の思いと生活が、このたった一点を作るために必要だったか
両親、おじいちゃんおばあちゃん、ひいおじいちゃんおばあちゃん、そのまたおじいちゃんおばあちゃん、
百田尚樹さんが本の中でこれまでの人類は『飢餓、病気、戦争』という逃れられない命の恐怖の中生きてきた、と書いていたけれど、このパンケーキまでのDNAの道のりを思うと、なんて有難く、なんてとんでもない大きな愛と力に守られて私は存在させて貰えたんだろうと思いました。
この幸せをくれるためにすべてのすべてが応援してくれて、守ってくれて、大事にしてくれて、導いてくれて、このたった一点になだれ込む、
まるで上下から砂が循環する砂時計の真ん中にいるような気持ち
上から下から私という命の存在をより良い状態に保たせるために応援してくれている力が常に働いてくれている
そしてその有難い一点で私はパンケーキをもぐもぐ食べている。
パンケーキを見ている、パンケーキを口に運んでいる、味わっている、飲み込んでいる、無意識に消化している
そのすべての工程は、すべてのすべてから作り出されていて、
この嬉しい気持ちしかすべてのすべてに送り返すことはできないようにできている
こんなに貰って、返せるのは、気持ちだけ。。って
なにこの、無償の愛。
そしたらさ、タイミング悪く(良く?)昔、うちのばーちゃんが、どら焼き食べたい!って駄々こねた私にホットケーキを焼いてくれてね、それにあんこを挟んで
『ばあちゃん特製のどら焼きだよ!』って食べさせてくれたの思い出して
もうパンケーキ食べながら、んぐひ!って泣いてしまいました笑
嬉しくて苦しいよ。
ばあちゃんありがとう。
みんな命をありがとう
純